福永放言とか大神源多とか浅原商工とか好きな人はどーぞ。
歯切れのいい言葉で一般歯科治療を多方面から斬っていくのは一読者としてとても痛快です。著者は、その毒舌が与えるインパクトを巧みに利用しカリスマ性を醸し出すことに成功しています。ただし、その内容は確立した科学的根拠を読者に教示するといった趣旨のものではないことも確かです。本書はあくまでも、著者の経験に基づき半ば独善的に著者の私見が綴られたものであることを念頭に置きながら読まれることをお薦めします。尚、訪問販売で思わず高い壺を購入してしまうような方にはお薦めできません。
この本は著者の一方的な思いで書かれている。しかし歯科医師達に喧嘩を売るような言葉が歯切れ良く、どうして保険医では、完璧な治療が出来ないのか理解できる。歯科医師会を脱藩してインプラント手術を否定し、とても勇気ある行動の果てに成果を出し今は世界から患者ならぬお客がやって来ると言う。時間をかけて自分が正しかったということが証明されたのである。保険で直すことも否定はしない。その潔さが気持ちよい。いろいろな症例に付いて書かれているのも患者にとってはありがたい。落語の話やら、あきさせることなく歯医者で歯を抜きますといわれたら駆け込みたいと思わせる本です。